書き直し日記② 快感を貪った末路
仕事で、「これ××に電話しといて」とだけ言われ、紙を
渡されました。番号を数回確認し、電話をかけました。
そして、「ご用件は?」と聴かれた瞬間、自分が電話番号
以外の内容を何も確認しておらず、何を伝えればいいの
か分かっていない事に気が付きました。
その電話には後でクレームが届き、上司も理解の範疇の
遥か外側を爆走する私に目を丸くしていました。
どうも、酒断ハーブです。
今回は書き直し日記その②!ご覧下さい。m- -mイカ、ヨロシク~!
***************************前回の続き************************
お金を使う快感に縛られた私は、買うもの全てに拘りました。
時計、スピーカー、寝具、インテリア、スピーカー、家電、
TV、眼鏡etc...はどれも2~7万円、靴も服も大量に買い揃えました。
途中からは口座の残金を見るのも怖くなり、残高確認はせず
月の出費が給料以内なら減りはしないから大丈夫・・・という
ルールしかありませんでした。完全に気が触れていますね。
暴走を加速させていく私は、プロのから学んで真に良い物を知る。
という目的で、ゴマすり店員の話にも敢えて乗って、色んな知識
を仕入れました。中には詐欺まがいの物もあり、50万円近い教材
を分割払いで勧められたりもしました。馬鹿でも分かる法外な金
額だった事が幸いでした。
この時は、1時間ほど店先で談笑して、その後カフェで
①「海外のオープンな文化の方が自分は活躍できると思う」
②「将来のビジョンを持っている人は輝いている」
③「日本語だけで通じる時代はもう終わりかけている」
などの話題で盛り上がり、そろそろ断って引き上げようかと
思った辺りで、相手は後一押しだと思ったのか
「あ、失礼。電話がかかってきちゃった・・・。外に出てきますね。」
と言いながら、偶然近くに居たという先輩を引き連れて戻ってきました。
結局5時間程経過し、終電という最終兵器を使って離脱することに。
お金こそ失いませんでしたが、時間の浪費にも程があるんじゃないか
と思います。
おまけに100%買わない。という気持ちが固まった要因が、割りと
後半の方で「私の彼氏も酒断ハーブさんみたいに将来をイメージして
欲しい」と言われた時、「彼氏おるんかい」と何故か内心ぶち切れた事
が大きかったという事も情けなさを際立たせていますね。
最後に
この1年で得た教訓は、
①「馬鹿に金を持たせるとロクな事が無い」
②「物欲は一瞬満たされるが、すぐ蘇る」
③「意思だけで自分を変えるのは難しい」
ということです。途中で、この生活を抜け出そうという
気持ちは幾度も生まれましたが、給料日を過ぎればまた
お金を浪費していました。しかも不思議なもので、物欲
って満たせば満たすほど更に増すんですよね。絶対に、
あれも、これも。ってなってしまうんです。
以上を踏まえても、特に有言無実行の人間は、自分を本当に
変えるなら環境を変えるしかないとの結論に至りました。
つまりはお金を取り上げるしかない。情けないですがそれが
唯一の特効薬でしょう。
僅かに残ったお金と、今後の給料は全て両親に預け、何があ
っても規定額以上は渡さないでと頼みました。
あの日々に戻るのは、二度と御免です。
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以上になります。如何でしたでしょうか(==;)
ここまでの長文は読書感想文以来なので、個人的に
感動さえしています・・・。
私の体験が、少しでも面白いと思って頂ければ
感無量ですし、本当に恐ろしい体験でしたので、
ここに書き留め、勝手ながら備忘録とさせて頂
きたいと思います。
ではまた。